「官製市場」改革の足を引っ張る「お役所答弁」実例集

2003年1月号
カテゴリ: 経済政策・社会保障
エリア: 日本

内閣府・総合規制改革会議のホームページをご覧あれ。公開されている会議の抄録には、官僚や業界団体の奇妙な理屈があふれ返っている。中には真面目に憤るよりもいささか苦笑してしまうようなシロモノも……。 十二月十二日、総合規制改革会議の宮内義彦議長(オリックス会長)は、小泉純一郎首相に対し、規制改革の重点課題を網羅した「第二次答申」を手渡した。「第二次答申」の論点は多岐にわたるが、全体を貫くのは「経済活性化のために推進すべき規制改革」という立場だ。具体的なターゲットとして挙がったのは、同会議が「官製市場」と位置づける医療、福祉、教育、農業の四分野。これらの分野は「本来の健全な市場経済を持ち込むことができれば、新たなビジネスと多くの雇用が生まれる」(宮内議長)可能性がある。そのため民間の力、とりわけ株式会社の参入を認めて、新たな需要を掘り起こそうというのが会議の考え方だ。

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