横須賀から中東の米艦隊に指示が飛ぶ?

2003年3月号
カテゴリ: 国際 外交・安全保障
エリア: 北米 日本

 米軍のイラク攻撃をめぐり、横須賀を事実上の母港とする第七艦隊の旗艦ブルーリッジの動きが注目されている。軍事専門家によると「日本にいたままでも米艦隊の指揮をとる可能性がある」からだ。 イラク攻撃の際、米艦隊の司令部はバーレーンにある第五艦隊に置かれるが、同艦隊は固有の艦艇を持たないため、必要に応じて機動部隊が編成される。指揮艦となるのは、指揮・通信機能を持ったブルーリッジか、第二艦隊指揮艦のマウント・ホイットニー、第三艦隊指揮艦のコロナドのいずれか。 横須賀のブルーリッジが中東の戦争を指揮する姿は想像しにくいが、九八年の米韓合同演習では横須賀の修理用ドックに入った状態で、太平洋や日本海にいた艦隊のほか、沖縄に駐留する海兵隊第三海兵遠征軍にも指令を出した。昨年十二月、イラク攻撃を想定してカタールで米中央軍が行なった全軍通信訓練でも、極秘裏に太平洋艦隊司令官がブルーリッジに乗艦して相模湾から訓練に参加した。 訓練と実戦は違うとはいえ、現代の戦争では戦場から遠く離れた場所から戦闘を指揮することは技術的には十分可能。もし実現すれば、日本は「戦場」というべきか。

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