日銀が死んでも終わらない「インフレ目標政策」

2003年4月号
エリア: 日本

経済の構造改革に失敗した政府は、日銀にすべての矛盾の後始末をさせようというのか。秀才たちは笛吹き男よろしくウブな空論を唱え、思惑渦巻く現実政治を破滅へと導いてゆく。 それは奇妙な光景であった。イラクや北朝鮮をめぐる危機をそっちのけで、福井俊彦新日銀総裁の誕生に思い入れを込めた報道の嵐が続いたからだ。日銀プリンスの登板、“大物”財務次官の副総裁就任による大蔵支配の復活、政府と日銀のアコード(政策協定)……。いずれの指摘もどこかそらぞらしい。日本経済がバラバラに解体するのを、政策的に止められるかのように論じているからだ。

この記事は役に立ちましたか?
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
comment:0
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
注目記事ランキング
  • 24時間
  • 1週間
  • f
最新コメント
最新トピック
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順
back to top