[ドーハ発]「イラクの国旗に記された文字『アッラーフ・アクバル(アラーは偉大なり)』は米国の占領後、キリスト教の『ゴッド・プロテクト・アス(神よ、われらを守りたまえ)』に変えられる」。開戦前からアラブ世界では、こんなジョークがはやっていた。 ブッシュ米大統領はイラクを中東民主化のモデル国家とする意向だが、米国の言う「民主化」は地域にとって「米国支配の脅威」にほかならない。アラブ紙のベテラン記者は「中東地域の民主化が遅れていることは分かっている。耐えられないのは、それを米国から押しつけられることだ」と話す。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン