デモクラシーが「下克上」だったら?

2003年6月号
カテゴリ: 文化・歴史

 堺屋太一著『東大講義録』を読んでいたら、デモクラシーに民主主義という訳語がつく前、すなわち幕末のころには「下克上」という訳を充てていたという。これならわかりやすい。もしそのままの訳語で今日に至っていたら、日本はいまと違った形になっていただろうか。 世の中にはだれも反対しにくいような、それでいて何を意味するのかよく分からない言葉が多い。いまでいえば「構造改革」「市場主義」「国連中心主義」などが、それに該当するだろう。正論といえば正論だが、あまりにも正論過ぎて、議論がそこで止まってしまうような魔力を持つ。

この記事は役に立ちましたか?
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
comment:0
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
注目記事ランキング
  • 24時間
  • 1週間
  • f
最新コメント
最新トピック
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順
back to top