イラクの自爆テロ犯はパレスチナ過激派か

2003年7月号
カテゴリ: 国際
エリア: 中東

 イラクに駐留する米兵を標的とする自爆テロが激化する様相をみせているが、ここで暗躍するのは「パレスチナから送り込まれたテログループ」(在米イラク専門家)との見方が有力となっている。 市民と一定の関係を築いたイラク南部バスラの英軍とは対照的に、バグダッドの米軍は自爆テロを受けて兵士に死傷者を出すなど、緊張度を増している。 イラクで活動を続けるCIA(米中央情報局)は当初、テロ犯はフセイン政権の残党などイラクの不満分子と分析していたが、ここにきて、中東和平がらみで米国への憤りを募らせるパレスチナ過激派が介在しているとの情報を入手したという。 過激派は、戦争中から「イラクが不当占領されたら、米軍への攻撃をいとわない。イスラエルによる占領と同じ苦しみを味わわせたくない」(パレスチナ関係者)と攻撃準備を進めた。ハマスなどのテロ組織との関係は不明だが、自爆の志願者は女性を含めて四百人に上っている。イスラエル軍もヨルダン川西岸の拠点を徹底捜索しているが、すでにかなりの数がシリアやヨルダン経由でバグダッド周辺に入ったという情報もある。

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