深層レポート 日本の政治
深層レポート 日本の政治(43)

鉄板焼の匂いと共に流れ出た衆院早期解散説

2003年8月号
カテゴリ: 政治
エリア: 日本

「猿は木から落ちても猿だが、代議士は選挙に落ちればただの人」という単純明快な名文句を残したのは、一九五五年の保守合同(自由民主党結党)の立役者、大野伴睦元衆院議長である。半世紀経っても議員心理は変わらない。一夜明ければ「ただの人」になってしまうかもしれない選挙が目の前に迫れば、国会議員は居ても立ってもいられなくなるものだ。「十月衆院解散-十一月総選挙」の見通しが強まり、永田町の住人が一斉に浮き足立ったのは、イラクへ自衛隊を派遣するイラク復興支援特別措置法案が衆院特別委員会で可決された七月三日夜のこと。ホテルオークラの鉄板焼レストラン「さざんか」で開かれた与党三党の党首と幹事長による夕食会が震源地だった。

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