米・イスラエル間の闇で流れるシャロン首相「重病説」

2003年9月号
カテゴリ: 国際
エリア: 中東 北米

 イスラエルのシャロン首相が深刻な病気を患っており、今後、政権維持が難しくなるとの情報がワシントンの一部で取りざたされている。 ブッシュ政権の内部事情に通じたワシントンの消息筋によると、「シャロン重病説」は、一昨年暮れ新設された米国防総省の諜報組織、「特別計画室」の関係者が語ったもの。シャロン首相はエルサレムのハダッサ病院で秘かに治療を受けた後、特別な薬に頼って公務をこなしているが、病状は悪化しているという。 病名はもとより、首相が治療を受けたことも「国家機密」とされ、ほとんどの閣僚でさえ知らされていないが、シャロン氏のライバルとされるネタニヤフ財務相周辺から米国防総省の「特別計画室」に情報がもたらされたとされている。 同消息筋は「特別計画室を牛耳るダグラス・ファイス国防次官はかつて、ネタニヤフ氏が首相だったとき、その顧問を務めたことがある人物だ」と指摘する。 シャロン首相は中東和平案「ロードマップ」を受け入れたが、ネタニヤフ氏はこれに強硬に反対しており、同案をつぶすため米側にあえて「国家機密」をもらした可能性があるとの見方も出ている。

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