リップルウッドが食指を動かす「沖電気」

2003年10月号
カテゴリ: 経済・ビジネス

 日本テレコムを買収した米投資会社のリップルウッド・ホールディングス。NTT、KDDIに次ぐ売上高国内第三位の通信事業者となるが、今回買収した固定電話事業は高収益ではない。リップルは新たに通信機器メーカーなどを取り込み、IP(インターネット・プロトコル)通信を足がかりに次の戦略を練る可能性が高い。 そのリップルが、新たに沖電気工業の買収に動くのではないかと取り沙汰されている。沖電気は旧電電公社(現NTT)ファミリーの末弟格だが、NTTからの局内交換機(PBX)の受注激減で厳しい経営が続き、IPへ経営資源をシフトすることで生き残りを目指している。 リップルが沖電気を買収してIPの技術を取り込めば、「主力の法人向けデータ通信部門で差別化を図れる」(大手通信業者幹部)。さらにリップルには「サーバーやネットワーク技術に強みを持つ富士通や日立の通信部門も視野に入れている」(業界関係者)との見方もあり、リップルが通信業界再編の台風の目になる可能性もある。

この記事は役に立ちましたか?
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
comment:0
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
価値あるバックナンバー
注目記事ランキング
  • 24時間
  • 1週間
  • f
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順