任天堂の赤字決算が物語る「資本家機能」の不在

執筆者:喜文康隆 2003年11月号
カテゴリ: 経済・ビジネス

「投資機会は消滅しつつあるのではなく、企業が投資機会を利用し尽くしたり広げたりする誘因を欠くことに現代の問題があると、ケインズはみたのである」(間宮陽介『法人企業と現代資本主義』)     * 十月三日の朝刊各紙には、「任天堂が九月の連結決算で一九六二年の上場以来初の赤字に」との記事が掲載された。 一世を風靡したファミコンの後継機種として同社が力をいれている「ゲームキューブ」が、販売不振で不良在庫を抱えているうえ、最近の急激な円高によってドル資産で運用している手元資金の評価損が約四百億円発生することになったためである。

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