UFJの筆頭株主ソブリン・アセットは何を目指す?

2003年11月号
カテゴリ: 経済・ビジネス
エリア: ヨーロッパ

 今年七月末、UFJホールディングスの実質筆頭株主に「ソブリン・アセット・マネジメント」なる投資会社が登場した。一〇〇%子会社の「ミント・セキュリティーズ」「ローン・セキュリティーズ」の二社を通じてUFJの発行済み株式(優先株を含む)の五・一%に当たる二十九万六千株を取得したのだが、このソブリンなる投資会社、株主としては中々厄介な存在のようだ。 UFJはソブリンについて、「長期保有を基本的な投資方針として掲げるグローバルな投資家」「当社の改革姿勢を高く評価していただいている」と語り、つとめて冷静な対応を心がけている。だが現実には狼狽ぶりは相当なものだという。実はUFJは、ソブリンの持ち株比率が五%を超え、大量保有報告書が提出されて世間に知られるはるか以前から、ソブリンとの接触を続けてきた。UFJホールディングスの杉原武社長自ら先方に会いに出かけ、「相手に牙を剥かれないよう丁重に扱ってきた」(UFJ関係者)という。

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