グルジア大統領選は米露角逐の幕開き

2004年2月号
カテゴリ: 国際
エリア: ロシア 北米

[トビリシ発]グルジア大統領選挙で、昨年十一月の無血政変でシェワルナゼ前政権を倒した旧野党指導者のミハイル・サーカシビリ氏(三六)が圧勝した。一月二十五日に正式に大統領に就任する。同氏は投票日の一月四日夜、首都トビリシ市内で開かれた支持者集会で、出口調査で得票率が八五・八%に上ったとの結果を基に「これはあなた方の勝利だ」と述べ、早々と勝利宣言した。実はこの時点で中央選管の集計結果はまだ発表されておらず、極めて異例の勝利宣言だったが、マイルス駐グルジア米大使も「サーカシビリ氏の当選を確信している」と援護射撃し、親米政権誕生を祝った。 サーカシビリ氏は、ウクライナのキエフ国際関係大学を卒業後、フランス、イタリアなどを経て米国に渡り、ジョージ・ワシントン大学、コロンビア大学ロースクールで人権法を学び、ニューヨークの法律事務所で働いた経験がある。故ケネディ大統領を尊敬し、「わたしは米国の民主主義に育てられた」と語る根っからの親米派で、バルト諸国を除く旧ソ連圏ではこれほど親米派の大統領はかつてなかった。 勝利宣言後、サーカシビリ氏はシェワルナゼ前政権下で蔓延した汚職を一掃すると誓い、「欧米との統合」を第一の優先項目として挙げた。その一方、長年摩擦が続いてきたロシアとの関係も重視すると述べた。

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