「警察官」を海外派遣するオーストラリアのテロ対策

2004年3月号
カテゴリ: 国際

 二月初旬、バリ島でテロ対策会議が開催された。オーストラリアはテロ対策として、インドネシアと合同で「法執行協力センター」をインドネシアのスマラン(ジャワ島中部)に設置することに合意、五年間にわたり約四千万豪ドル(三十二億円相当)を拠出し、警察官約二十人を派遣することを明らかにした。 豪連邦警察は人員二千七百人と比較的小規模ながら、海外での平和維持活動の一環としての人員を周辺国に配置している。ソロモン諸島、東ティモールでの平和維持活動に約六百人を派遣し、今年後半にはパプア・ニューギニアにも派遣する計画だ。そこにインドネシアのテロ対策センターへの派遣が加わる。そのため、人員確保が大きな課題となってきた。 オーストラリアの北には、民族紛争、分離独立運動などを抱えた「不安定な弧」と呼ばれる国と地域がある。安全保障、平和維持のためとはいえ、志望者だけでは足りないとみた連邦警察は、海外での平和維持活動の経験を持つ元警察官を、再任用したり教官や顧問として迎えたりするなど、リクルート策に頭を痛めている。

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