「ベラルーシ併合」でプーチン三選?

2004年4月号
カテゴリ: 国際
エリア: ロシア

 プーチン政権で影響力を増す諜報機関出身のシロビキと呼ばれる強硬派を中心に、ロシアが隣国ベラルーシを併合する計画が密かに練られている。決行は二〇〇八年春。今回の大統領選挙で再選されたプーチン大統領の二期目の任期切れに照準を合わせる。 現行ロシア憲法では大統領任期は二期八年まで。下院で与党「統一ロシア」が圧倒的多数を占め、憲法修正によるプーチン大統領の任期延長も可能だが、国際社会から民主化後退と独裁化への猛批判を受けることは必至。そこで「ロシア・ベラルーシ連邦」という新国家の「初代大統領」として権力の座に居座ろうというわけだ。 プーチン政権は最近、好調な経済を利用、旧ソ連圏の独立国家共同体(CIS)への経済進出に力を入れている。特に電力や石油、天然ガスなどエネルギー関連の企業を狙って、ロシア資本の傘下に組み込もうとしている。「欧州最後の独裁者」と呼ばれるベラルーシのルカシェンコ大統領はロシアの動きを妨害しているが、ロシアは石油や天然ガスの供給を断続的に止めて資源小国ベラルーシを締め上げている。

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