ソーテック再建から投資ファンドが手を引く?

2004年4月号

 かつて低価格パソコンの製造・販売で名をはせたソーテックが、存亡の危機に立たされている。今期も最終損益が五億円の赤字となる見通しで、これで三期連続。液晶ディスプレイやメモリーなどの部品価格が高止まりしていることもあって、逆風は当面止みそうもない。 こうしたなか、筆頭株主である投資ファンドのアクティブ・インベストメント(青松英男代表)がソーテックからの資本引き揚げを検討し始めているという。アクティブは二年前に当時の筆頭株主であるキョウデンからソーテック株を譲り受け、再建に乗り出した。しかし業績は一向に回復せず、「アクティブへ資金を拠出している英ロスチャイルドグループがしびれを切らした」(大手金融関係者)という。 米パソコン大手のゲートウェイが日本への再参入を表明するなど、パソコン市場の競争は激化の一途。「製品や価格などで、これといった特色もないソーテックに生き残る余地はない」(大手パソコンメーカー幹部)との指摘も説得力を持つ。生き残りの道をどこに見出すのか、ソーテックに残された時間は短い。

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