航空ビジネスにも「ジャパン・パッシング」の時代

2004年4月号
エリア: 日本

アジア各国ではいま、大規模な空港インフラの整備が進んでいる。ハブ(拠点)としての日本の価値が低下すれば…… 中部国際空港(愛知県常滑市)が開港する二〇〇五年二月まで、あと一年足らず。同空港は日本で初めて国内線・国際線の一体運営を行ない、経済効果を期待する地元・愛知県や中部財界のムードも盛り上がりを見せている。 去る二月上旬には、空港島内部の建設現場が報道陣や関係者に公開された。三月に滑走路や誘導路が出来上がり、九月には旅客ターミナルビルが完成する。その場に立てば先が霞んで見えるほど長い滑走路は、大型機が燃料を満タンにして南欧などに直接飛べるよう設計され、成田空港の暫定平行滑走路より千メートル以上長い三千五百メートルとなった。旅客ターミナルビルも骨格はほぼできあがり、今後は内装面の工事が本格化するという。 ただ、中部国際空港が利用者である航空会社をどれだけ集められるかは未知数だ。仁川国際空港(韓国)、北京・上海の両国際空港(中国)、チャンギ国際空港(シンガポール)、クアラルンプール国際空港(マレーシア)では大規模な拡張工事が行なわれる。二〇〇五年にはタイ・スワンナプーム空港も開港する予定だ。アジア各国ではいま、空港インフラの整備が急ピッチで進んでいる。

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