六本木ヒルズ事故を生んだ「王の驕り」

執筆者:杜耕次 2004年5月号
エリア: 日本

絶頂期から一転、森ビル社長は死亡事故の責任と経営責任を追及される立場となった。安全対策を怠ったツケは重い。「私どもはいま、何をすべきかが問われている。様々な角度から検証し、お子様や高齢者、障害者の方々にとって真に安全で快適な街を実現すべく、全社総力を挙げて取り組まねばならない」 四月一日の森ビルの入社式。冒頭、新入社員三十七人を含む出席者全員が黙祷した後、社長の森稔(六九)はこう訓示した。会場は六本木ヒルズ・森タワー内にある本社会議室。本来晴れやかなものになるはずだった新入社員の門出は、前週の痛ましい事故で暗転してしまった。

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