「イラク・ビジネス」にイスラエルが参入

2004年7月号
カテゴリ: 国際 経済・ビジネス
エリア: 中東

 イラクにイスラエルの影が目立ち始めた。首都バグダッドのタバコ業者は、「国内の市場にイスラエル製のタバコが出回っている」と明かす。イスラエルの業者はイラク国境の管理が杜撰であることを利用し、イラク人ほかアラブ系の商人を抱き込んでタバコ製品をイラク国内に持ち込むのだという。 最近見かけられるようになった「Craven A」「Aspen」「Viceroy」といったブランドはイスラエル製。にもかかわらず、「イラク国民はまったく気づいていない」と、タバコ業者は語る。 戦後、イラクとの取引を開始したイスラエル企業は七十社から百社にのぼると言われる。そのビジネスの内容は多岐にわたり、ビール、電話機、電化製品、バス、防弾チョッキ、防護設備付き自動車、燃料などの輸出が代表的だ。 昨年七月二十一日、イスラエルのネタニヤフ財務相は、同国企業の対イラク通商を認めることを公式に発表した。これをきっかけにして、イスラエル企業は米国主導のイラク復興事業の下請けビジネスにも、積極的に参入を図るようになっている。

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