あのハリバートンがイランのガス田に触手

2004年8月号
カテゴリ: 国際
エリア: 中東 北米

 軍事目的の原子力開発が疑われるイランで、米エネルギー企業ハリバートンが石油事業の獲得に動いている模様だ。ハリバートンはかつてチェイニー副大統領がCEO(最高経営責任者)を務めるなど、アメリカ政界との深いつながりを持つ。 消息筋によれば、ハリバートンは関連企業、オイル・オリエンタル・キッシュ社を利用して、イランがペルシャ湾で進めているサウスパルス・ガス開発の掘削事業(総額三億ドル)の獲得を目指しているという。同社は企業登録こそ英国で行なわれているものの、対イラン制裁法の下、イランで公の活動ができないハリバートンの「隠れ蓑」だと見られている。 ハリバートンはすでにテヘランの香港上海銀行(HSBC)支店内に事務所を開設しており、イラン石油関係者と水面下で接触してきたとの指摘もある。 エルバラダイIAEA(国際原子力機関)事務局長と会談したパウエル米国務長官が核開発問題でイランに対する国連制裁を示唆するなど、米政府は強硬姿勢を打ち出している最中。それだけに、ハリバートンの動きは国際的な批判を呼ぶ可能性がある。

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