パイプとサイゴン

執筆者:徳岡孝夫 2011年9月30日
タグ: 日本
エリア: アジア

≪編集部より≫9月9日の記事「クオ・ヴァディス きみはどこへいくのか? 独裁者という物語」に対し、会員のsisaさんから筆者の徳岡孝夫さん宛てに「徳岡先生へ本文と関係のない質問」というコメントをいただきました。徳岡さんに転送しましたところ、お返事をいただきましたので、掲載いたします。 【問い】先生の著作はたくさん読ませていただいていて、いつも大阪的なすっきりとした気分を楽しんでいます。これからもお元気で、超辛口のご意見をお聞かせください。  さて本文とは全く関係のない質問で恐縮なのですが、今回の震災の日に駅前にパイプたばこを1缶買いに出掛けた、と何かに書かれていたのを読ませていただきました。ベトナム時代に開高健氏とたばこのやり取りがあったようなことも読ませていただきました。かなり長いパイプのご愛煙家と推測いたしますが、わたしの長年の疑問なのですが、たばこの煙は肺にまで吸い込んでいらっしゃいますか。また開高健氏はどうだったのでしょうか。パイプの愛煙家の1人としてのくだらない質問です。ちなみにわたしは吹かすだけの軟弱なスモーカーです。

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執筆者プロフィール
徳岡孝夫(とくおかたかお) 1930年大阪府生れ。京都大学文学部卒。毎日新聞社に入り、大阪本社社会部、サンデー毎日、英文毎日記者を務める。ベトナム戦争中には東南アジア特派員。1985年、学芸部編集委員を最後に退社、フリーに。主著に『五衰の人―三島由紀夫私記―』(第10回新潮学芸賞受賞)、『妻の肖像』『「民主主義」を疑え!』。訳書に、A・トフラー『第三の波』、D・キーン『日本文学史』など。86年に菊池寛賞受賞。
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