北朝鮮の宇宙空間技術委員会スポークスマンが12月1日に発表した談話は、「偉大な領導者、金正日(キム・ジョンイル)同志の遺訓を高く奉じ、わが国自身の力と技術で製作した実用ロケットを打ち上げることになった」とし、「われわれの科学者、技術者たちは4月の衛星発射で現れた欠点を分析し、ロケットの信頼性と精密度を改善するための事業を深め、衛星を発射する準備ができた」と強調した。
前述したように12月17日が金正日総書記の死亡1年目の日であり、この時期に「人工衛星」(長距離弾道ミサイル)を打ち上げ、金正日総書記の遺訓を実現し、金正恩(キム・ジョンウン)後継体制の存在を内外に誇示するものとみられる。
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