経済・ビジネス
高止まり原油価格に「逆オイルショック」の懸念
ペルシャ湾の唯一の出入り口であるホルムズ海峡。湾内のサウジアラビア、イラク、イランなど湾岸諸国には世界の原油埋蔵量の6割があるとされ、ホルムズ海峡を通って出荷される原油も世界の原油生産量の5分の1に…

堕ちゆく世界の迷走(17) 「日本だけは別」の時代が終わるとき
バブル崩壊後の日本は株式や不動産価格の長期停滞が続き、デフレに悩まされてきた。その間に財政赤字は膨らみ、政府債務残高は国内総生産(GDP)の2倍を超えた。にもかかわらず、経済が何とか回っていたのは経…

「東電解体」はすでに始まっている
東京電力の「一時国有化」が視野に入ってきた。福島第1原子力発電所の事故発生から10カ月が経過。15万人に及ぶ避難住民や風評被害を受けた周辺地域への損害賠償、福島県内の原発10基の廃炉費用、長野や山梨…

経済の頭で考えたこと(44) 「ドラクマ復活」とユーロの安定
2012年の年明けの欧州金融情勢は、昨年11月ころと比較すれば平静であったといえる。最大の要因は旧臘ECB(欧州中銀)がユーロ加盟国の銀行に対して、上限なしの3年間の資金融資を決めたからだ。長期にわ…
グローバル・ビジネスの新地政学(10) ミャンマーは第2のベトナムになるか
強権的な軍事政権が中国を後ろ盾に非民主的で鎖国さながらの体制を取ってきたミャンマーが、大転換に踏み切った。軍政が、民主化運動のリーダーで、自ら軟禁状態に置いてきたアウンサンスーチー氏との対話に踏み切…

韓国FTA戦略の光と影
日本の環太平洋経済連携協定(TPP)参加議論が起きて以来、韓国の果敢な自由貿易協定(FTA)戦略が注目されるようになった。その特徴は経済・外交両面の得失を冷静に計算して交渉相手を選定し、強いリーダー…
九州電力「迷走」に拍車をかける「ワンマン会長」の跳梁
電力会社の呆れた体質がまた明らかになった。玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)2、3号機の再稼働を巡る「やらせメール」問題でいまだに立ち往生している九州電力。真相究明のために自ら立ち上げた第三者委員会の…

世界を覆う「経済」と「政治」の遊離
経済と政治が遊離しつつある。経済は外を向き、政治は内を向く。現在、世界を覆う混乱の多くが、この経済と政治のベクトルの方向が異なることに起因する。冷戦終結以降、市場は世界大の規模で統合され、グローバル…

オリンパス「上場廃止」「損害賠償」の行方
20年以上にわたる有価証券報告書等の虚偽記載が発覚したオリンパス。その事件の真相解明はまだまだこれからだが、同社がこれから迎えるであろう2つの大きな問題について考察する。第1は上場廃止問題。企業の有…

円高進行中に何故か膨らむ「円安リスク」への警戒感
一向に収まらない円高に対して、政府・日銀は円売りドル買い介入を繰り返している。10月31日には、民主党政権になって4度目となる介入を実施。8兆円規模というこれまでにない大型のものだった。昨年9月、今…

堕ちゆく世界の迷走(15) パリは燃えているか?――欧米を包む「崩壊感覚」
ナポレオン戦争後の欧州秩序を協議した1814年から15年にかけてのウィーン会議は、小田原評定の典型である。この会議の舞台裏で演じられたロシア皇帝・アレクサンドル1世とウィーンの街娘の夢のような逢引を…

「不動産バブル崩壊」で見えてきた中国経済「冷却」の構図
中国の浙江省温州市。小型トランスなどの弱電機器や、靴、鞄、洋服、ボタン、ライターなど特定製品をつくる工場が鎮(日本で言えば町)ごとに固まって立地する世界でも特異的な産業集積地で、しかもそのほとんどが…

携帯電話戦争の現在――スマホの台頭、ノキアの凋落、中国山寨機の急伸
世界の人口は70億人を突破したが、世界で利用されている携帯電話も52億台に達している。1人で数台の携帯電話を使う人もおり、正確には把握できないが、人類の2人に1人は携帯電話を保有しているとみていい。…

オリンパス、大王製紙、九州電力――音を立てて崩れる日本のコーポレートガバナンス
M&A(合併・買収)に伴う巨額の手数料支払いが表面化したオリンパスに、会長への100億円を超す貸付金が明らかになった大王製紙。自らが選んだ第三者委員会の報告書を“無視”して社長居座りを決め込む九州電…

堕ちゆく世界の迷走(14) 一難去ってまた一難、日本にもおよぶグローバル危機の洪水
欧州債務危機がじわりアジア景気をむしばみ、タイの大洪水が震災に次ぐサプライチェーン(部品供給網)危機をもたらす。米国がなけなしの金融追加緩和を模索することによるドル安は、粘着的な円高の長期化を招く。…

























