経済・ビジネス
経済の頭で考えたこと(49) オランドは公約を破らざるを得ない
緊縮財政を批判し、成長政策こそが採用されるべきだと主張したオランドが仏大統領に選ばれたとき、ギリシャでは選挙では何事も決められないという混乱した投票結果が現出していた。欧州の歴史の舞台には次々と準主…

なぜ台湾に学ばないのか?
1980年代日本の企業は、日の出の勢いで欧米企業に肉薄し、肩を並べ追い越してきた。P.F.ドラッカーは、彼の著書「ドラッカーの遺言」のなかで「隆盛を極めた日本の歴史こそが、20世紀の世界史そのもので…
日米「にらみ合い」でTPPに失速懸念
「私の考えは変わっていません……」4月30日午後、米ワシントン。ホワイトハウスで初めてオバマ大統領と会談した野田佳彦首相は、共同記者会見で歯切れが悪かった。日米首脳会談の中で、日本が環太平洋経済連携協…

堕ちゆく世界の迷走(20) 「日本国債バブル」の中で時を刻む財政の爆弾
笛の音で鼠たちを川に誘き寄せて、残らず駆除したハーメルンの笛吹き男を見るような奇観である。財政赤字が深刻さを増す中で、国債へと国内の投資資金が流れ込んでいる。日銀による金融の追加緩和を織り込んでいる…

東電次期会長の使命は「再建」か「管財人」か
4月19日、難航していた東京電力の次期会長人事がようやく決まった。前トヨタ自動車相談役の奥田碩(79)や新日本製鉄名誉会長の今井敬(82)をはじめ元経団連会長クラスの大物財界人の起用を政府は画策した…

東北発の景気回復は本当か
「予期することのできない特別の事情により、工期内に日本国内において急激なインフレーション又はデフレーションを生じ、請負代金額が著しく不適当となったときは(中略)請負代金額の変更を請求することができる」…

経済の頭で考えたこと(48) 「南米の盟主」に成り切れないブラジルの憂鬱
南米大陸に地政学が生きていることを今回の訪問で初めて知った。南極に向って突き出たチリの先端から太平洋岸に沿って北上するようにアンデス山脈がパナマ地峡まで伸びている。太平洋岸のチリ、ペルー、エクアドル…

グローバル・ビジネスの新地政学(11) バングラデシュが歩み始めた途上国成長の道
「ポスト中国」の生産拠点はどこか? 工場の中国脱出の動きが活発化している。言うまでもなく、中国の人件費急騰、人民元高、若年労働力の不足が主な原因だが、中国の社会不安、政治リスクも他のアジア諸国への生産…

突如浮上した「西武HD上場」の笑止千万
「西武ホールディングス、年内再上場検討」(産経新聞)「西武HD、秋にも再上場 ホテル事業回復、経営改善」(朝日新聞) 3月9日、朝刊各紙に西武ホールディングス(HD)の再上場(注:西武鉄道が2004年…

「国内へのこだわり」で瀬戸際に追い込まれた日本の電機業界
長らく日本の製造業を自動車産業とともに牽引してきた電機業界。1990年代以降、幾たびか危機に直面してきたが、今、パナソニック、ソニー、シャープの大手3社が巨額赤字に転落、まさに瀬戸際に追い込まれてい…

インテリジェンス・ナウ 米財務省インテリジェンスが追う金融情報
米財務省が指定暴力団山口組と篠田建市(通称・司忍)組長(70)およびナンバー2の弘道会会長高山清司被告(64)を経済制裁の対象に指定、米国内にある彼らの資産を凍結した、という2月23日のニュース。日…

自動車、家電――外国メーカーの攻勢にさらされる日本市場
最近、地方都市で貸し切りバスに乗って、ふとみると韓国・現代自動車製だったというケースに立て続けに出くわした。国内の大型バスは三菱ふそうや日野自動車など数社の寡占市場で、輸入車があるにしても従来は独ベ…

経済の頭で考えたこと(47) あまりにも危うい国会の郵政論議
私は2006年4月以降、郵政民営化委員会の委員長を務めてきた。この委員会は2005年の「郵政選挙」によって勝利した小泉純一郎首相が郵政民営化関連法を制定し、広く民営化過程の監視のために、法によって位…
中国自動車市場の急ブレーキで何が起きるか
中国の自動車市場の拡大が止まった。昨年の販売台数は1850万5100台と3年連続で世界最大の市場となったものの伸び率は前年比2.4%増。かろうじて増加は維持したが、2009年の46.2%増、10年の…

電力の軍門に降った枝野経産相――原発再稼働と料金値上げに論拠無し
経団連会長との罵り合いという小芝居の後、枝野幸男経済産業相は、原発の再稼働と家庭用電気料金の大幅値上げを、2つとも実施する意向を表明した。見事な手のひら返し。地域独占に厳しい視線を送ったのはほんの束…

























