環境・エネルギー
資源エネルギーの新地政学(35) 多面的に深まるアジアと中東の「相互依存体制」
九九年十月下旬、韓国の現代グループは石油子会社・現代精油を、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビの国際石油投資公社(IPIC)に売却すると発表した。IPICはアブダビ政府の石油事業の海外展開を担当する…
家電業界が震撼する「エコの時限爆弾」
相次ぐ環境規制への対応が、合従連衡を加速する――「あの悠長な日立が動き出すとは」「業界トップが仕掛けるなら対応を考えなければ」――。九九年十一月中旬から下旬にかけて相次いで表面化した日立製作所とシャー…
解剖・日本の組織(48) 東京電力
“公益の担い手”として、義務の対価である無競争、が許されてきた東京電力――。だが、自由化の波は既に足元を洗っている。注目の新規事業は未来の柱となり得るのか。「最初は歴代の東電社長と比べて線が細いかと思…
アラビア石油内部で高まる小長・岡松通産省コンビ批判
サウジアラビアとの現行の権益協定延長がほぼ絶望的となったアラビア石油社内で、小長啓一社長、岡松壮三郎副社長の通産省出身コンビへの批判が吹き荒れている。「延長交渉の重要な局面で、小長社長はサウジ側の出…
資源エネルギーの新地政学(37) 現実味を増す「新石油危機」に備えよ
資源・エネルギーの需給は、さらに逼迫の度合いを増すだろう。一方でその供給先は、再び中東への集中が進みつつある。新たなリスクが浮かび上がる中、日本はいかなる戦略を再構築すべきなのか。「資源エネルギーの新…
さらば「渋沢資本主義」(23) 「山師」が創業したアラビア石油の興亡
「採掘権は実質的にサウジアラビアの王室と山下家でむすばれた。その意味を理解している人はだれもいなくなってしまった」 サウジからアラビア石油に与えられていたカフジ油田の採掘権が失効した二月二十八日、アラ…
電力業界を洗う「再編」と「分離・分割」の波
大口電力の小売自由化で、NTTなどライバルが次々と出現 三月二十一日、改正電気事業法の施行に伴い、大口需要家向けの電力小売自由化がスタートした。卸売までに限られていた電力事業の開放が、ついに小売にまで…
北朝鮮への見返りは火力発電所の建設
六月に平壌で開催される予定の南北首脳会談で、韓国から北朝鮮に対し、火力発電所の建設が提案される見通しだ。 すでに韓国は肥料二十万トンの無償支援を表明するなど、会談の雰囲気づくりに努めているが、火力発…
戦後志を読む(17) 一国生活主義 石川良孝『オイル外交日記』
アラビア石油のカフジ原油基地を訪れたのは二十七年ぶりだった。 街路樹が茂って、木陰を供している。あのときは、小さな苗木が一つ一つ鉄の檻のようなものの中に入れられていた。羊に食べられないようにとのこと…
FORESIGHITが選ぶ株式重視型企業100
企業の真の統治者は誰か――。「失われた10年」に進んだ日本型経営の構造改革論議を通じ、株主を重視する原点回帰が始まっている。 モノづくりの復権が始まっている。「それなくして製品はありえない」というキー…
出光興産は本当に変身できるか
三十七年ぶりの増資に踏み切ったものの、上場への道はまだ遠い 企業の成長を支えてきた理念そのものが、市場の時代に足かせとなる。“伝統的”という形容も、あっという間に不信を示すものになってしまった。日本型…
カスピ海周辺は「第二OPEC化」も
新たな大規模油田の確認で資源外交はさらに活発に[アルマトイ発]十九世紀、欧米列強が世界を舞台に繰り広げた資源争奪戦を、人は「グレート・ゲーム」と呼んだ。二十一世紀を目前にした今、欧州、中東、ロシア、ア…
縮小に向かう原子力発電
経済性の喪失と担い手の減少があいまって ドイツ政府が電力業界と原子力発電所を将来、全廃することで合意したというニュースが、全世界を駆けめぐったのは六月十五日のこと。日本のある電力会社の役員のもとには、…
今度は韓国が日本近海で石油資源調査
韓国が日韓中間線ぎりぎりの日本海で本格的な石油資源の調査を始めた。韓国の石油会社がノルウェー船籍の地質調査船「ノルディック・エクスプローラー」をチャーターし、七月十日から八月三十日の予定で対馬の北東…
湾岸産油国の“危うい”改革
経済改革が君主制を揺るがす「民主化要求」につながるのは確実[バーレーン発]「豊かな時代は終わった」――。世界最大の産油国サウジアラビアのアブドラ皇太子は、九八年十二月の湾岸六カ国サミットでこう宣言し、…
























