エッセイ・レポート
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国際人のための日本古代史(22) 時代の境目のキーワードは「異端児」「地方」
大阪市長選挙で橋下徹氏が当選した。既成政党の惨敗に、時代の節目を感じた人も少なくないはずだ。不思議なことなのだが、古来歴史の流れが変わる瞬間、活躍するのは、「異端児」や「地方」であった。たとえば5世…

【ブックハンティング】現役外交官が描きだしたチャーチルの本質
アメリカ人にとっても、またイギリス人にとっても、「ウィンストン・チャーチル」の名前は偉大な戦争の勝利と直結しており、また「ファシズム」と「デモクラシー」の戦いにおいて後者に栄光をもたらした英雄として…
国際人のための日本古代史(21) 「聖武天皇の歯」と光明子の実像
昨年、奈良では平城京遷都1300年記念の行事ばかりが目立ったが、じつは光明子(聖武天皇の皇后・光明皇后)の1250年忌に当たっていた。上野の東京国立博物館で特別展「東大寺大仏 天平の至宝」が開かれた…

国際人のための日本古代史(20) 混迷の時代と女王・女帝
日本史の原点、古代史をふり返ってみると、ピンチのたびに、女王、女帝が求められていたことに気付かされる。たとえば卑弥呼は、2世紀末、倭国の起死回生の切り札として押し立てられている。もともと倭国に君臨し…

パイプとサイゴン
≪編集部より≫9月9日の記事「クオ・ヴァディス きみはどこへいくのか? 独裁者という物語」に対し、会員のsisaさんから筆者の徳岡孝夫さん宛てに「徳岡先生へ本文と関係のない質問」というコメントをいただ…
中東―危機の震源を読む(77) カイロからアレクサンドリアへ──革命の政治地理学(革命エジプトのフィールドノート1)
[カイロ-アレクサンドリア発] 3月半ばから4月初めにかけて、カイロを拠点にアレクサンドリアへも足を伸ばして、革命後のエジプト社会を観察している。このエジプトの2つの主要都市でのフィールドノートを、随…

【ブックハンティング】もっとも信頼できる経済学者による、きわめてまっとうな「問題提起」
『フォールト・ラインズ』は2010年10月に、英フィナンシャル・タイムズ紙とゴールドマン・サックスが選ぶ最優秀ビジネスブック賞を受賞した。また著者のラグラム・ラジャンは、今年の2月に英エコノミスト誌に…
東北に出現した黙示録の世界
3月11日に東北太平洋岸を襲ったマグニチュード(M)9.0の大地震は、巨大な津波を伴って三陸沿岸を蹂躙した。死者は最終的に3万人に近づく可能性があり、福島第一原発の放射能事故まで引き起こした。M9.…

「ルースを育てた家」での最終戦
2010年5月10日午後、アメリカ東海岸の港湾都市ボルティモアの郊外で、ある野球の試合が行なわれていた。翌日からは、上原浩治投手の所属する地元オリオールズが、イチロー選手のシアトル・マリナーズを迎え…

80時間世界一周(72) ベルギーとイギリスの「秘密の関係」
オルヴァル、ロシュフォール10、シメイ・ブルー……。有名なチーズの銘柄ではないかと錯覚しそうな名前だが、これらはすべてベルギーを代表するビールの銘柄である。それもカトリック教会のトラピスト修道会が、…

国際人のための日本古代史(10) 日本各地に残る「滅亡の危機」の痕跡
海に囲まれた日本は、他民族の侵略を経験したことがない。元寇や黒船に震え上がったが、草木も枯らしてしまうような略奪や凌辱を受けたわけではない(唯一元寇に際し、壱岐の住民は経験している。また、沖縄戦と米…

行き先のない旅(86) 「ゆっくり生きる」ための試み
数年前、イスラエルでホテルに滞在したときのこと。ロビーから部屋に戻ろうと、エレベーターのボタンを押すのだが、扉がなかなか閉まらない。よりによって泊まっていたのは18階。とても階段で行く気にならず、「…
国際人のための日本古代史(9) 中国の没落につけ込んだ倭国
古代の外交と言えば、遣隋使や遣唐使をすぐに思い浮かべるだろう。中国に媚び、先進の文物のおこぼれを頂戴したイメージが強い。けれども、邪馬台国の時代(2世紀後半―3世紀)の倭人は、積極的かつ能動的に外交…
行き先のない旅(85) ストに悩まされるオペラの秋
秋のオペラシーズンが開幕して以来、フランスのストライキに悩まされ続けている。先月、リヨン国立歌劇場管弦楽団とともに、夫がパリ公演をしたが、その夜にサルコジ政権の年金改革法案に反対して、交通機関がスト…

国際人のための日本古代史(8) 悲劇の女帝・斉明天皇が浮かび上がる世相
7世紀後半の牽牛子塚(けんごしづか)古墳(奈良県高市郡明日香村)が、長い眠りから覚めた。発掘調査によって、その全貌が明らかになったのだ。墳丘は正八角形で、これは飛鳥時代の天皇陵の特徴的な様式だから、…

























