エッセイ・レポート
|書評
サブカテゴリ |
|---|
【ブックハンティング】現役外交官が描きだしたチャーチルの本質
アメリカ人にとっても、またイギリス人にとっても、「ウィンストン・チャーチル」の名前は偉大な戦争の勝利と直結しており、また「ファシズム」と「デモクラシー」の戦いにおいて後者に栄光をもたらした英雄として…
【ブックハンティング】リベラリストは「米経済の根本的な欠陥」を解決できるか
ロバート・ライシュは米国を代表する経済学者にして、政治家、そしてリベラルな政治スタンスに立った社会批評家である。ライシュが登場した1990年代以降 20年、3つの立場を使い分けながら、発言、行動、実…
【ブックハンティング】難病患者が直面する「ほころびだらけの国民皆保険」
ビルマ(ミャンマー)難民を救済する活動に奔走していた20代の女子大学院生が、ある日、病魔に襲われる。高熱が続き、全身の腫れと関節の痛みで歩行すら困難になるが、原因はもちろん、病名や治療法も不明。よう…
【ブックハンティング】孤軍奮闘する改革派官僚が見たこと、考えたこと
この本の著者・古賀茂明氏は経済産業省のキャリア官僚だが、自民党内閣から民主党内閣にかけて国家公務員制度改革推進本部の事務局審議官を務めた。財務省を初めとする各省庁が改革を逃れようとする中で、古賀氏は…
【ブックハンティング】もっとも信頼できる経済学者による、きわめてまっとうな「問題提起」
『フォールト・ラインズ』は2010年10月に、英フィナンシャル・タイムズ紙とゴールドマン・サックスが選ぶ最優秀ビジネスブック賞を受賞した。また著者のラグラム・ラジャンは、今年の2月に英エコノミスト誌に…
ブックハンティング・クラシックス 「途方にくれた個人」を描いたナチス現象への診断書
『自由からの逃走』エーリッヒ・フロム著/日高六郎訳東京創元社 1951年刊 エーリッヒ・フロムは一九四一年、四十一歳で『自由からの逃走』を世に問うた。その七年前、ユダヤ人である彼はナチスが政権掌握した…
【ブックハンティング】データが示す女性が「大切に思うこと」
“男性は女性を充分には理解していない。女性は男性を充分には理解していない”――これは常識だろう。でも、これに加えて私が自信を持って言えることがある。“女性が男性を理解していない度合いよりも、男性が女性…
【ブックハンティング】ウェブ時代の「無料戦略」その効果と限界
本書『フリー』(クリス・アンダーソン著)は、新しい経済のシステムがどうやら発生していそうだ、と実感しているすべての人にとって最良の入門書である。その対義語は、大量生産やマスメディア、重厚長大な過去の産…
【ブックハンティング・インタビュー】 グウィン・ダイヤー(軍事アナリスト・ジャーナリスト) 「地球温暖化戦争」は避けられるか
「地球の平均気温は、一度上がるごとに、国境を越えた移住者の数や、破綻国家・準破綻国家の数、そして内戦や国家間の紛争の数を一段と増大させていくおそれがある」――『地球温暖化戦争』の著者、グウィン・ダイヤ…
ブックハンティング・クラシックス 市場を機能させるために必要な「非市場型メカニズム」の研究
『企業・市場・法』ロナルド・H・コース著/宮沢健一・後藤晃・藤垣芳文訳東洋経済新報社 1992年刊(原著は88年刊行)「世界的金融危機が起きた今、市場メカニズムなんて、もう信じられない」、「しかし、市…
【ブックハンティング】終わっていなかったサラ・ペイリンの「出番」
[ワシントン発]アメリカで最も有名なオプラ・ウィンフリーのトーク番組に出演したサラ・ペイリンは、観客に手を振り、トレードマークのウィンクを見せながら、全米が抱く疑問――「二〇一二年の大統領選挙に出馬す…
ブックハンティング・クラシックス 「百年に一度の危機」に注目を集めるドイツの「社会的市場経済」
『社会市場経済の勝利』ルートヴィヒ・エアハルト著/菅良訳時事通信社 1960年刊(原著は57年刊行。現在は古書としてのみ入手可能)「闇市場は突如として姿を消した。陳列棚には商品が溢れ、工場の煙突は煙を…
ブックハンティング・クラシックス 反資本主義の時代に読み直すべきドラッカーの「経営」の原点
『「経済人」の終わり 全体主義はなぜ生まれたか』P. F. ドラッカー著/上田惇生訳ダイヤモンド社 1997年刊(原著は1939年刊。現在は『ドラッカー名著集9「経済人」の終わり』が入手可能) P. …
【ブックハンティング】探査衛星「かぐや」が見せた月の「本当の姿」
編者がJAXA(宇宙航空研究開発機構)の『月のかぐや』。こんなことを言ってはミもフタもないが、私が書評を担当するのはチョット問題。私の女房はJAXA所属の宇宙飛行士だから。さらに、この本にはハイビジ…
【ブックハンティング】英国医療の悪夢と改革から日本が学ぶべきこと
『公平・無料・国営を貫く英国の医療改革』(武内和久・竹之下泰志著)というタイトルを見て、英国の医療制度は「夢」のような制度であると勘違いする人々がいるかもしれない。しかし、現実はそう甘くはない。英国の…
























