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経済の頭で考えたこと(49) オランドは公約を破らざるを得ない
緊縮財政を批判し、成長政策こそが採用されるべきだと主張したオランドが仏大統領に選ばれたとき、ギリシャでは選挙では何事も決められないという混乱した投票結果が現出していた。欧州の歴史の舞台には次々と準主…

堕ちゆく世界の迷走(20) 「日本国債バブル」の中で時を刻む財政の爆弾
笛の音で鼠たちを川に誘き寄せて、残らず駆除したハーメルンの笛吹き男を見るような奇観である。財政赤字が深刻さを増す中で、国債へと国内の投資資金が流れ込んでいる。日銀による金融の追加緩和を織り込んでいる…

堕ちゆく世界の迷走(18) 欧米日の「金融緩和リレー」で再び流動性の宴を囃す人々
総悲観のなかで、市場の空気は変わってきたということなのだろうか。日銀が2月14日に物価目標を打ち出したのを機に、円高修正の動きが起き、株式相場は勢いよく上昇しだした。悲観が強かった分、楽観に浸りたい…

堕ちゆく世界の迷走(17) 「日本だけは別」の時代が終わるとき
バブル崩壊後の日本は株式や不動産価格の長期停滞が続き、デフレに悩まされてきた。その間に財政赤字は膨らみ、政府債務残高は国内総生産(GDP)の2倍を超えた。にもかかわらず、経済が何とか回っていたのは経…

欧州の女帝・メルケルの正体
欧州債務・信用危機の嵐が吹き荒れる中、去る12月にブリュッセルで開催された欧州連合(EU)首脳会議。アンゲラ・メルケル独首相(57)とサルコジ仏大統領のいわゆる「メルコジ・コンビ」は、危機収束の特効…

堕ちゆく世界の迷走(15) パリは燃えているか?――欧米を包む「崩壊感覚」
ナポレオン戦争後の欧州秩序を協議した1814年から15年にかけてのウィーン会議は、小田原評定の典型である。この会議の舞台裏で演じられたロシア皇帝・アレクサンドル1世とウィーンの街娘の夢のような逢引を…

堕ちゆく世界の迷走(14) 一難去ってまた一難、日本にもおよぶグローバル危機の洪水
欧州債務危機がじわりアジア景気をむしばみ、タイの大洪水が震災に次ぐサプライチェーン(部品供給網)危機をもたらす。米国がなけなしの金融追加緩和を模索することによるドル安は、粘着的な円高の長期化を招く。…

ジョブズの死と「アメリカの秋」
欧州ではユーロ危機がますます深刻化、ユーロ圏17カ国の南北対立の様相を強め、ギリシャはデフォルト(債務不履行)不可避との見方が続いている。米国の失業率は依然9%を超えたまま。9月半ばニューヨーク・ウ…
堕ちゆく世界の迷走(13) すでに日本も巻き込まれている欧州複合危機の深層
ギリシャに始まった政府債務危機は、今や欧州全体を飲み込もうとしている。欧州が混乱に陥れば、その余波は全世界に及ぶ。韓国、インドネシア、ブラジルなど新興国でも、外資の流出で経済と金融に亀裂が走っている…

国際論壇レビュー 「3流の政治」で世界からこぼれ落ちる日本
もういい加減にしてほしい! と怒鳴りたくなるほどだ。この国の政治と政治家たちは、3流どころか、4流、5流だ。6月27日に就任してから9日目で、被災地の県知事らに暴言を吐いて辞任した松本龍復興相。世界…
「変わり始めたドイツ」への懸念
ドイツを心配する声が聞かれる。その1。3月17日、国連安保理がリビア上空の飛行禁止区域を設定した。その決議に当たりドイツはロシア、中国などと共に棄権し関係者をあっと言わせた。ドイツはこれまでコソボで…

経済の頭で考えたこと(34) ポルトガル危機で現出したEUの根本的矛盾
少数与党が議会に年金削減案を提出したとしよう。投資家の信を繋ぎとめるためには、財政再建をするしかないからだ。ここでいう投資家とは、借り換え国債の買い手という意味だ。投資家不安が高まれば、国債はさばけ…

経済の頭で考えたこと(30) 「隷従への道」か「市場の声」か
リーマン・ブラザーズ社の破綻から始まった世界経済の変動は、2年を経過しても収まらないだけではなく、更なる影響の波及が観察されるに至った。その広域性と、こだまが行きかうような波動の重なりこそが、グロー…

憂鬱な新世界・特別編 経済と市場への重荷となる「トロントの置き土産」
2020年までの温暖化ガス排出25%削減を、どこかの国の首相が高らかに宣言してから1年も経たないのに、その首相はもう政権の座にいない。後任首相は初の国政選挙に追われている。就任早々、消費税率の引き上げ…
ロシアが入り込むEU内の「境目」
ロシアのメドベージェフ大統領が国賓としてフランスを訪問したのは三月一日のことだった。私たちが待ちかまえる中、エリゼ宮(仏大統領府)の前庭に敷かれた赤絨毯を歩み来て、サルコジ大統領と大げさな身ぶりの握手…
























