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ブータン・ブームの陰に「成長しなくていい」症候群

 昨年11月、ブータン王国のジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王と、10月に結婚したばかりのジェツン・ペマ王妃が国賓として日本を訪れた。日本の着物に似た民族衣装に身を包んだ国王は皇居での歓迎式典や…

磯山友幸  ジャーナリスト
2012/02/02
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「政治」を再定義するために

 震災と原発事故への対応にあけくれた1年であった。2011年は日本にとって、大きな転機となった年として記憶されるであろう。ただし、巨大な不幸にもかかわらず、そこから少しでも前に進もうとする始まりの1年…

宇野重規  東京大学教授
2012/01/23
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経済の頭で考えたこと(42) 3.11で「無力」を露呈した日本の統治システム

 3.11の東日本大震災は、2011年の師走になっても総括しきれない課題を残したままだ。大津波による災害からの復興と、福島第一原子力発電所の冷温停止および廃炉までの工程表作成の2つについて言えば、中長…

田中直毅  国際公共政策研究センター理事長
2011/12/12
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経済の頭で考えたこと(40) プーチン再登板「ロシア近代化派」はなぜ敗れたのか

 9月24日の政権与党「統一ロシア」の党大会は12月4日投票の下院選挙に臨む総決起大会のはずであった。なにしろ世論調査によれば「統一ロシア」に対する支持率の低下は著しく、何らかの体制再編は不可避の情勢…

田中直毅  国際公共政策研究センター理事長
2011/10/11
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「移民後進国」で起きたノルウェー連続テロ事件

 7月22日、反移民極右思想の持ち主アンネシュ・ブレイビクがオスロ市街とウトヤ島で爆弾と銃撃によって合わせて77人を無差別大量殺戮したノルウェー連続テロ事件。捜査の手は、イギリスに伸びようとしている。…

渡邊啓貴  東京外国語大学大学院教授・国際関係研究所所長
2011/09/27
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中東―危機の震源を読む(74) 「本丸」サウジアラビアは3・11デモ計画を食い止められるか──サウド家支配体制の正念場

「大規模デモ」の圧力が次々とアラブ諸国の政権を揺るがす中で、世界的な関心は「果たしてこれがサウジアラビアに及ぶのか」に集約される。これは中東専門家だけでなく、経済アナリスト、そして(日本にはほとんど存…

池内恵  東京大学先端科学技術研究センター准教授
2011/03/03
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中東―危機の震源を読む(72) 中東諸国に走る社会的亀裂――リビア、バーレーンの大規模デモで何が起きるか

 エジプトの政権崩壊によって雪崩を打って波及する中東の激動は、まずペルシア湾岸のアラブ産油国の中で最も脆弱な君主制国家であるバーレーンに及んだ。首都マナーマ中心部の「真珠広場」を、エジプト革命の中心部…

池内恵  東京大学先端科学技術研究センター准教授
2011/02/25
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経済の頭で考えたこと(28) ロシアに「近代化」は可能か

 9月末に訪露した際、驚いたのは、意外にもメドヴェージェフ大統領が権力維持の意図を明らかにした、との評価が広がっていたことだ。突然のように「北方領土」の訪問意図を表明したのも、ロシア国民に対する訴えか…

田中直毅  国際公共政策研究センター理事長
2010/10/07
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社会保障改革に立ちはだかる「既得権益層」

日本の社会保障は過去の成功体験が全く通用しない前人未踏の領域に入る。だが全世代が危機感を共有しなければ――。 二〇三〇年の社会保障の将来像を考えるに当たって、もっとも重要なその規定要因は、今後わが国が…

鈴木亘  学習院大学経済学部教授
2010年4月号
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人間学としての経済学(9) 人間への理解を深め社会の改善を進めよ

本連載では、ヒューム、スミス、ベンサム、ミル、マーシャル、ケインズを例にとり、過去の経済学者が人間をどう捉えたか、また、彼らの人間観が経済学説や政策提言に、どう影響したかを見た。ヒュームは、経済学を含…

堂目卓生  大阪大学大学院教授
2010年4月号
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人間学としての経済学(6) 経済学を成長神話から解放したミルの「自由の原理」

 人間にとっての善は快楽であるとするベンサムの功利主義思想は、人間むきの思想ではなく豚むきの思想であると批判された。十九世紀中葉を代表するイギリスの経済学者ジョン・ステュアート・ミル(一八〇六―七三)…

堂目卓生  大阪大学大学院教授
2010年1月号
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経済の頭で考えたこと(20) 「意思決定の外側にいた」民主党ゆえの可能性

 民主党政権のもとでの経済成長戦略を、「繋ぐ」「断つ」「創る」という三つの観点から考えてみたい。 克服されねばならないのは組織的割拠主義、先送り主義、そして現実追随主義である。これらは日本の官僚制度に…

田中直毅  国際公共政策研究センター理事長
2009年10月号
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人間学としての経済学(2) ヒュームが考察した「貿易の嫉妬」と市場社会の未来

 十八世紀のヨーロッパにおいて、人間学があらゆる学問の基礎になると強く主張したのは、イギリスの哲学者デイビッド・ヒューム(一七一一―七六)である。 ヒュームは、人間界についてはもちろん、自然界について…

堂目卓生  大阪大学大学院教授
2009年9月号
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ブックハンティング・クラシックス 近代保守主義の金字塔は『ノルウェイの森』とも照応する

『フランス革命の省察』エドマンド・バーク著/半澤孝麿訳みすず書房 1978年刊(原書は1790年刊。なお本稿中の一部の引用は評者要約) 村上春樹のベストセラー小説『ノルウェイの森』を読み返すたびに、フ…

会田弘継  共同通信編集委員兼論説委員
2009年6月号
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中東―危機の震源を読む(54) 豚の全頭処分が噴出させたエジプトの矛盾

「豚インフルエンザ」の世界的感染拡大が危惧される中、エジプトでは全く別種の政治・社会紛争が発生した。まだ一人の感染者も出ていないにもかかわらず、国内で飼育されている三十五万頭ともいわれる豚の殺処分を行…

池内恵  東京大学先端科学技術研究センター准教授
2009年6月号
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国民必読!! TPPは本当に国を滅ぼすのか? フォーサイト電子書籍「TPP反対論のデタラメをを糺す」(山下一仁・元農水省GATT室長)
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