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台湾総統選観察(6・最終回) 「92年コンセンサス」を選択した台湾社会
1月14日夜、台北市内の国民党本部に併設された馬英九総統候補の選対本部前は、たたきつけるような強い雨に見舞われた。台湾総統選の投開票日の天気予報は朝から雨。しかし、朝8時から午後4時までの投票時間に…

台湾総統選観察(5) 英英対決は「賭けも成立しない混戦」
12月下旬の台湾全土は、連日の冷たい雨に打たれていた。気温は10度を下回り、路上ではコートをはおってマフラーを首にまきつける人々であふれていた。新聞には「寒流来了」(寒気団が来た)の見出しが踊ってい…

台湾総統選観察(4) 「オウンゴール」で窮地に追い込まれた馬英九
馬英九が窮地に立たされている。台湾大学、ハーバードで法律を学び、国民党独裁下で超エリートとして育てられ、順風満帆の政治家人生を歩んできた馬英九にとって、あるいは人生最大のピンチかも知れない。過去、馬…

台湾総統選観察(3) 民進党・蔡英文の「成長と限界」
ジャーナリストとして選挙を観察する面白さの1つは、どの国、どのレベルを問わず、1人の人間が成長する、あるいは成長に失敗するプロセスを目撃できることである。成長して勝つ者もいれば、成長したが勝てない者…

台湾総統選観察(2) 台風の目となった「はぐれ狼」宋楚瑜
8月末に訪れた台湾は与野党とも「分裂」問題でざわついていた。野党・民進党サイドでは、前総統・陳水扁の息子、陳致中が高雄市の選挙区からの立法院(国会)選挙出馬を表明した。現在、刑務所にいる陳水扁に対す…

台湾総統選観察(1) 李登輝というアクター
台湾の総統選挙が来年1月14日に迫っている。台湾では通常なら総統選挙は3月に行なわれるが、今回は、国民党の選挙戦略から前倒しで1月になり、立法院(国会に相当)とのダブル選挙となった。台湾は4年に1度…

台湾総統選「双英対決」の微妙な争点
4年に1度、台湾全土がお祭り騒ぎになる台湾総統選挙が半年後に迫っている。国民党の現職・馬英九総統に挑むのは、民進党のニューリーダー、蔡英文党主席。2人の名前にはくしくも共に「英」の文字が入る。この「…

動く中台「辛亥革命100周年」が意味するもの
中国の辛亥革命の勃発から100周年を迎える今年は、中国、台湾、世界の華人たちにとって特別な1年となる。辛亥革命は中国近代の夜明けであり、混沌の始まりでもあった。軍閥による群雄割拠、日本の侵略、国共内…

台湾5大都市選挙で台頭した民進党・蔡英文
台湾5大都市選挙の勝利者は誰だったのか。結論から言えば、野党・民進党であり、同党女性党首の蔡英文だった。与党・国民党は台北、新北(台北県から昇格)、台中の3市で勝利し、過半数を制したが、得票率では民…

中国の「善意の攻勢」に台湾はどう応えるか
この夏、台湾を1週間ほど旅行した。今年4月に朝日新聞の台北特派員の任期を終えて帰国してからほぼ半年。何らかの変化が、特派員時代に見落としていたことがあるだろうか。そんな気分でぶらぶらと各地を回った。 …

東アジアの構図を揺さぶる馬英九という「変数」
“新任の総統”馬英九は、なぜ少数の強硬派を抑えきれなかったのか。尖閣問題は今後、馬政権を縛るとともに、日本にも難題に――。[台北発]二つの「釣魚台」をめぐり、東京、北京、台北の東アジア三極が絡み合い、…
「馬」と出るか「謝」と出るかで変わる台湾の運命
[台北発]「馬」が逃げている。三月二十二日の台湾総統選を前に、野党国民党の馬英九候補は、与党民進党の謝長廷候補の追い上げを受けながらもリードを保ったまま、最終コーナーを回った。謝氏は陳水扁政権下の八年…
80時間世界一周(30) 冬の台北の冷房サービス
冬の台北は室内でも寒い。喫茶店、レストラン、国際会議場、バス、タクシーでは、なんと「冷房」が効いている。はじめはエアコンの故障だと思っていたが、そうではなかった。国立台湾大学の周辺には、学生たちが出…
「勝ち試合で勝てなかった」馬英九神話の翳り
[台北発]「民進党に金銭疑惑が続いていたが、高雄は希望通りにならなかった」。十二月九日夜、台湾・台北市の党本部で記者会見した最大野党・国民党の馬英九主席(台北市長)の口調は重かった。この日行なわれた台…
ここまで深刻な陳水扁総統の低支持率
台湾では十二月七日、行政院直轄市(台北市・高雄市)の市長・市議会議員選挙が行なわれるが、このうち台北市長選挙が総統選前哨戦の色彩を強めている。 台北市長選挙といえば、一九九八年末の前回選挙で、当時現…
























