6月5日に迫ったペルー大統領選決選投票は、各種世論調査によれば、4月10日の一回目の投票で8%の差をつけられていたケイコ・フジモリ候補が逆転し、ウマラ候補に数パーセントのリードを保つ優勢の中で最終盤を迎えた(Ipsos Apoyo:ケイコ43%、ウマラ39% Datum:ケイコ46.9%、ウマラ41.8%)。だが、「最悪の候補者同士」の中からの選択を迫られ「恐れが決定的要因」という選挙戦の中で態度未定が10%前後に上るとみられており(投票は義務)、投票直前まで何が飛び出すか分からず、予断を許さない状況が続いている。
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