アウン・サン・スー・チー氏が国会議員として当選したミャンマーの補欠選挙の結果について、米国は極めて肯定的な反応をしている。クリントン国務長官は、国交正常化に向けて数日中に大使を任命すると述べ、また金融や投資部門での制裁の段階的な解除を行なうことも示唆している。大使人事については、現在の特使のデレク・ミッチェルが任命されるのではないかという観測がワシントンで流れている。ミッチェルは中国専門家で、キャンベル国務次官補と近い関係にあるため、スムーズな移行が期待される人事ではある。筆者のワシントンCSIS時代の同僚で、日米同盟の強い支持者でもある。
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