今ほど政治家や政党が国民から見放されている時はなかったのではないか。 小泉純一郎氏が首相を退任した2006年以来、毎年首相が交代。09年の衆院選で圧勝した民主党は、国民の期待に全く応えられない。片や自民党も支持を集めきれず、「誰がやっても同じ」という失望が国民に蔓延している。 その反動で、永田町から遠い位置にいる橋下徹大阪市長への期待が高まっている。その橋下氏が代表を務める大阪維新の会が「維新八策」の中で首相公選制をぶち上げた。公選制になれば、「永田町の論理」に縛られることなく、全国的に地名度の高い橋下氏のような人物がいきなり首相になることも可能だ。ということもあり、永田町内外で、にわかに公選制論議が取りざたされ始めている。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン