次期国連事務総長の椅子をめぐる駆け引きが本格化するなか、トニー・ブレア英首相が事務総長職に関心を示していることがわかった。 関係者によると「正式に立候補表明したわけではないが、五月中旬頃からブレア首相立候補説が流れ始めた。五月末には、ヨーロッパとアフリカの一部の国が、ブレア氏を推薦する意向を見せている」という。 またこれまで暗黙の了解だった「事務総長は五つの安保理常任理事国以外から選出される」という紳士協定に例外を認めても良いのではないかとの声も出始めている。なかでも、イタリアとインドが積極的だという。
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