日本企業の投資相次ぐベトナムに、「日本嫌い」の首相がとうとう誕生した。このままでは外交下手のしわ寄せが民間に及ぶ……。[ハノイ発]五月十六日、ハノイ市。ホーチミン廟に臨む国会議事堂で、第十一期ベトナム国会第九回会議が開幕した。グエン・バン・アン国会議長、ノン・ドク・マイン共産党書記長らの開幕演説に続き、壇上に立ったのはグエン・タン・ズン第一副首相。昨年の国会に続き、政府を代表しての社会・経済の発展に関する報告を担当したズン氏だが、今回は「これまでにない緊張感が国会全体に伝わった」と政府関係者が打ち明けた。
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