今年5月14日の記事で、ナイジェリアの武装組織ボコ・ハラムについて書いた(「『ボコ・ハラム』はなぜ多数の女子生徒を拉致したのか」)。今年4月に同国北東部で200人以上の少女を拉致し、オバマ米政権が少女の救出のためにナイジェリア政府に支援を申し出たことで俄かに日本メディアの注目を浴びた、あのナイジェリアのイスラム武装組織である。
その後、イラク情勢の急変、イスラエルのガザ侵攻、ウクライナでのマレーシア機撃墜といった大きな国際ニュースが相次ぎ、例によってアフリカ発のボコ・ハラムのニュースはメディアから消えていった。だが、当然ながら、ボコ・ハラムは今なお消滅してはいない。それどころか、拉致された200人以上の少女は、今も救出されていない。
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