タカタ「欠陥エアバッグ」が浮き彫りにする自動車産業の構造問題

執筆者:新田賢吾 2015年1月8日
タグ: ドイツ 日本
 「タカタ」の清水博シニアバイスプレジデント(左端)やホンダ、トヨタ自動車などの幹部は米議会下院公聴会にも出頭を求められた(C)時事
「タカタ」の清水博シニアバイスプレジデント(左端)やホンダ、トヨタ自動車などの幹部は米議会下院公聴会にも出頭を求められた(C)時事

 自動車部品大手『タカタ』の欠陥エアバッグ問題が広がり続けている。リコール対象になったメーカーはホンダ、トヨタ、マツダ、ゼネラルモーターズ(GM)、クライスラーなど世界の大手自動車メーカー10社にのぼり、リコール台数は調査目的も含めれば2000万台を超えた。今後、さらに拡大するのは必至の情勢だ。タカタの経営とエアバッグの供給が目下の不安だが、重要部品の欠陥が自動車メーカーの経営を揺さぶる自動車産業の構造問題も見え始めた。

カテゴリ: 経済・ビジネス
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