饗宴外交の舞台裏 (201)

オバマ大統領「史上初の再訪」が示した「米印関係」の緊密度

執筆者:西川恵 2015年2月16日
 任期中の再訪は米史上初(C)APF=時事
任期中の再訪は米史上初(C)APF=時事

 オバマ米大統領が1月25日から27日までインドを公式訪問した。26日の「共和国記念日」の主賓として招かれたもので、インドは毎年、この記念日に関係を重視する外国の首脳を招待している。昨年は安倍晋三首相が招かれた。

 ニューデリー空港にはモディ首相が直々に出迎え、タラップを降りたオバマ大統領と抱擁した。同行したミシェル夫人はニューヨークで活動するインド出身のデザイナー、ビブ・モハパトラ氏の服を着て現れた。黒とブルーのプリント柄の膝丈までのワンピースに、同柄のコート。インド・メディアはこれを詳細に報じた。

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執筆者プロフィール
西川恵(にしかわめぐみ) 毎日新聞客員編集委員。日本交通文化協会常任理事。1947年長崎県生れ。テヘラン、パリ、ローマの各支局長、外信部長、専門編集委員を経て、2014年から客員編集委員。2009年、フランス国家功労勲章シュヴァリエ受章。著書に『皇室はなぜ世界で尊敬されるのか』(新潮新書)、『エリゼ宮の食卓』(新潮社、サントリー学芸賞)、『ワインと外交』(新潮新書)、『饗宴外交 ワインと料理で世界はまわる』(世界文化社)、『知られざる皇室外交』(角川書店)、『国際政治のゼロ年代』(毎日新聞社)、訳書に『超大国アメリカの文化力』(岩波書店、共訳)などがある。
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