ニューヨーク市長が次に“買う”のはホワイトハウスか、と米メディアの関心は高まるばかり。「独立系候補」の出馬はあるのか。[ニューヨーク発]五月はじめの『ニューズウィーク』誌の世論調査によると、共和党支持者の三人に一人が来年の大統領選挙に現在立候補を表明している候補者の顔ぶれに満足していない。民主党支持者の一四%も同様だ。また、各種世論調査をみると、アメリカ人の約四分の三が国の進む方向に違和感を覚えている。 人々がどこかにより良い選択肢はないのかと探し始めるのは、まさにこんな時だ。アメリカでは、共和党でも民主党でもない独立系大統領候補を求める声の高まりにつながることが多い。そして今、この文脈で頻繁に人々が口にするのが、大富豪のニューヨーク市長、マイケル・ブルームバーグ(六五)の名だ。
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