43歳キューバ系「マルコ・ルビオ」大統領選への挑戦

足立正彦
執筆者:足立正彦 2015年4月17日
エリア: 北米

 2016年共和党大統領候補の指名獲得争いに新たな保守政治家が出馬を正式表明した。テッド・クルーズ上院議員(テキサス州選出)、ランド・ポール上院議員(ケンタッキー州選出)に続いて共和党から3人目となる出馬表明を行ったのは、フロリダ州選出のマルコ・ルビオ上院議員である。民主党のヒラリー・クリントン前国務長官が4月12日に正式に出馬宣言した翌13日、ルビオ氏は地元フロリダ州マイアミで立候補を表明した。

https://marcorubio.com/videos/it-begins/
民主党の本命候補が2度目のホワイトハウス挑戦をようやく明らかにするという、2016年米国大統領選挙の事実上の「幕開け」に相応しいタイミングと言えよう。

 

「若さ」を前面に打ち出す

 ルビオ氏は1971年5月生まれの43歳。ひと足先に出馬を表明しているクルーズ上院議員は1970年12月生まれの44歳であり、共和、民主含めて、ルビオ氏が恐らく最年少候補になると見られている。実際、ルビオ氏自身も出馬表明演説の中で自らの「若さ」を前面に打ち出しており、前日出馬表明を行ったクリントン氏について「時代遅れの指導者」と批判しつつ、自らを「若い世代の声」と位置付けている点が非常に印象的であった。
 仮に67歳のクリントン氏が勝利すると69歳での大統領就任となり、歴代最高齢だったレーガン大統領と同年齢での就任となる。このため、一部のメディアでは年齢、健康問題に焦点が当てられている。ルビオ氏がクリントン氏を「時代遅れの指導者」と位置付けた背景には、クリントン氏より2回りも年齢差がある「若さ」が、経験不足との批判の対象になりかねない一方、エネルギッシュで雄弁な「次世代の若き指導者」として注目される可能性もあることを意識したのではと考えられる。

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執筆者プロフィール
足立正彦
足立正彦 住友商事グローバルリサーチ シニアアナリスト。1965年生れ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より現職。米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当する。
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