米大統領選「共和党先頭集団」の「光と影」(上)

足立正彦
執筆者:足立正彦 2015年6月22日
カテゴリ: 国際 政治
エリア: 北米

 米共和党の大統領候補指名獲得争いに出馬する候補者の数は、過去最大規模となる見通しだ。6月15日には、本命候補の1人であるジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事が地元フロリダ州でようやく正式に出馬表明を行った。さらに、前回2012年の大統領選ではオバマ大統領の出生地問題を取り沙汰して物議をかもしたことで知られる実業家のドナルド・トランプ氏も、翌16日に正式に出馬表明を行っている。これで、現時点で既に12名の候補が正式に出馬を表明したことになる。今後、ウィスコンシン州のスコット・ウォーカー州知事やニュージャージー州のクリス・クリスティ州知事らの出馬も確実視されており、16名程度の出馬が予想されている。

 筆者は6月7日から10日間程度、ニューヨークとワシントンに滞在し、2016年の大統領選挙展望について専門家や元政府関係者らとの意見交換を重ねてきた。一連の意見交換で認識させられたのは、共和党の候補指名獲得争いについて、専門家らの間では1つのコンセンサスが形成されていることである。それは、有力と見られる候補で構成される「先頭集団」についての見方である。ほぼすべての専門家が、3人の候補で「先頭集団」が構成されるだろうとの見方を示していた。その3人とはブッシュ氏、ウォーカー氏、そしてマルコ・ルビオ上院議員(フロリダ州選出)である。

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執筆者プロフィール
足立正彦
足立正彦 住友商事グローバルリサーチ シニアアナリスト。1965年生れ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より現職。米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当する。
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