北朝鮮制裁決議:「過去20年で最も厳しい制裁」の意味とは

鈴木一人
執筆者:鈴木一人 2016年3月12日
カテゴリ: 国際 外交・安全保障
エリア: 朝鮮半島

 2016年1月の核実験、2月の衛星打ち上げと続けざまに安保理決議違反となる活動を行い、国際社会に大きな波紋を呼んだ北朝鮮。これまで北朝鮮に厳しい制裁を科すことをためらってきた中国もさすがに腹に据えかねた状況となり、北朝鮮に対して厳しい制裁を科すことに同意した。これが3月2日に採択された、国連安保理決議2270号である。
 この決議は「過去20年で最も厳しい制裁」と言われ、これまでの北朝鮮制裁決議に加え、広範な禁止事項や北朝鮮への圧力を高める措置が盛り込まれている。この決議は、これまでの国連が進めてきた「ターゲット制裁」や「スマート制裁」と言われる限定的な制裁の流れを変える、歴史的な転換となる可能性もある制裁決議である。

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執筆者プロフィール
鈴木一人 すずき・かずと 北海道大学大学院法学研究科教授。1970年生まれ。1995年立命館大学修士課程修了、2000年英国サセックス大学院博士課程修了。筑波大学助教授を経て、2008年より現職。2013年12月から2015年7月まで国連安保理イラン制裁専門家パネルメンバーとして勤務。著書にPolicy Logics and Institutions of European Space Collaboration (Ashgate)、『宇宙開発と国際政治』(岩波書店、2012年サントリー学芸賞)、『EUの規制力』(日本経済評論社、共編)、『技術・環境・エネルギーの連動リスク』(岩波書店、編者)などがある。
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