経済の頭で考えたこと
経済の頭で考えたこと(83)

英国EU離脱で露出した「3つの亀裂」

田中直毅
執筆者:田中直毅 2016年7月14日
エリア: ヨーロッパ
「シティの機能」は維持されるのか? 左手前の建物はイングランド銀行(BOE、英中央銀行)、右手前は王立取引所 (C)時事

 6月23日のEU(欧州連合)離脱に関する英国の国民投票から2週間で、鮮明になった3つの亀裂がある。いずれもEU離脱投票をきっかけとして、あらためてその抱える問題の深刻さが浮き彫りとなったものである。国際経済社会において薄々認識されていた欧州経済の背後に存在する構造的な問題だったが、日々の雑多な現象のなかで、ついつい見逃しがちなものであった。英国のEU離脱という撹拌棒(かくはんぼう)によって亀裂が観察されたのだ。

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執筆者プロフィール
田中直毅 国際公共政策研究センター理事長。1945年生れ。国民経済研究協会主任研究員を経て、84年より本格的に評論活動を始める。専門は国際政治・経済。2007年4月から現職。政府審議会委員を多数歴任。著書に『最後の十年 日本経済の構想』(日本経済新聞社)、『マネーが止まった』(講談社)などがある。
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