8月5日を境に、中国公船の尖閣諸島海域への侵入が突如エスカレートした。外務省の発表によれば、8月5日から16日までの間に、約200~300隻の中国漁船が尖閣諸島周辺の接続水域で操業。これを追うかのように、最大15隻の公船が同時に接続水域に入域した。
また領海には、5日に公船3隻、漁船7隻が侵入。さらに7日から3日間連続で侵入が相次ぎ、9日には公船10隻、漁船25隻が領海に侵入したのである。
なぜ中国は突然、尖閣諸島海域に多くの公船を送り込んできたのか。そしてこの事態に日本はどう対処していくべきなのか。考察してみたい。
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