欧州「民泊」事情(上)「Airbnb」が変えた「観光の常識」

大野ゆり子
執筆者:大野ゆり子 2016年12月19日
エリア: 北米 ヨーロッパ
バルセロナの海岸にも「民泊」の大波が押し寄せている(筆者撮影)

 ここ4、5年、ヨーロッパの友人と一緒に旅行に行く計画をして、宿泊の話になると、皆まずAirbnb (エアビーアンドビー) のサイトをチェックしてくる。プライベートの旅行に限らず、たとえば音楽家が公演のために泊まる時も、滞在期間が1カ月以上になると、エージェントや興行主は、ホテルではなくAirbnbのサイトの中のオススメの宿を紹介してくるようになった。そんなわけで、私はオランダ、イギリス、スペイン、フランス、それに帰国時の日本と、「民泊」を利用した経験がある。
 利用した個人としては、良い体験の思い出が多い。長い滞在では自炊できるのがありがたいし、大家さんと気が合えば初めての土地でも心強い。民泊といっても領収書が発行されるので経理上も問題がない。私自身は利用経験はないが、イタリアのお城や、木の上にあるアメリカの家パリのエッフェル搭の向かい側の宿泊施設など、Airbnb に登録された物件にはコストパーフォマンスがよく、ユニークな体験ができるリスティングが少なくない。

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執筆者プロフィール
大野ゆり子 エッセイスト。上智大学卒業。独カールスルーエ大学で修士号取得(美術史、ドイツ現代史)。読売新聞記者、新潮社編集者として「フォーサイト」創刊に立ち会ったのち、指揮者大野和士氏と結婚。クロアチア、イタリア、ドイツ、ベルギー、フランスの各国で生活し、現在、ブリュッセルとバルセロナに拠点を置く。
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