トランプ政権「閣僚・重要ポスト人名録」 (1)

ジェイムズ・マティス国防長官、マイケル・フリン国家安全保障問題担当大統領補佐官

 

 1月20日に正式発足したトランプ大統領の新政権。閣僚たちもほとんど承認され、公約通りの大統領令も次々と署名して各方面に波紋を巻き起こしている。そうしたトランプ政策を主導する閣僚や重要ポストを占める面々らについて、これから毎回2名ずつ、各人の経歴や注目点などにスポットを当てる短期集中連載をお届けする。

 

1.ジェイムズ・マティス国防長官(66)

 退役海兵隊大将。中東からパキスタンを総括する米中央軍(CENTCOM)の元司令官であり、在任中(2010年8月~2013年3月)は、国家安全保障上の脅威としてのイランに対する懸念を表明し続けていた。

カテゴリ: 政治 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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