【月】金正男暗殺、東日本大震災、オバマケア、
   韓国、中東通信、古代史

執筆者:フォーサイト編集部 2017年3月13日

先週末、3本の記事をアップロードしました。

「『金正男暗殺』と『マレーシアの闇』(下)浸透する『北朝鮮労働者』」(竹田いさみさん):武器の展示会ではマレーシアの展示ブースの一角に「北朝鮮企業」が。炭鉱の苛烈な現場にも北朝鮮の労働者。両国の関係は緊密。「国交断絶はない」(ナジブ首相)のもうなずけます。

「東日本大震災6年『避難解除』は妥当か?:『除染実験』に挑む飯舘村の農家」(寺島英弥さん):除染のための適切な方法があるのに、それを実践しようとしない政府。東日本大震災から6年。避難解除ははたして妥当なのでしょうか?

「風が時間を(11)まことの弱法師(11)」(徳岡孝夫さん):ハワイへと向かう船中で仲間に教え、自らも楽しんだブリッジ。思い浮かべたのは、山本五十六のエピソードでした。

本日の更新記事は、関裕二さんの「国際人のための日本古代史(84)【真説】『ヤマト建国』を導いた『伊都国』『奴国』の争い」です。北部九州で伊都国に押されていた海の民・奴国(阿曇氏)だが、一方で長野県安曇野、静岡県熱海、愛知県渥美など、東に着々と勢力を伸ばしました。そのネットワークが、やがてヤマトの建国につながっていきます。

「専門家の部屋」では、2本の新エントリ。

「『オバマケア代替案』を巡る共和党内の『不協和音』」(アメリカ、足立正彦さん):就任と同時に1発目の大統領令として署名したトランプ大統領の「オバマケア」撤廃方針。が、共和党が出した代替案の中身を見ると、党内でも異論があることが分かります。

「速報・朴槿恵大統領『罷免』:『分裂した国論』『崩壊した自尊心』は回復できるか」(朝鮮半島、フォーサイト編集部):韓国の朴槿恵大統領が憲法裁判所の宣告により罷免されました。なぜこの結果に至ったのか、改めて分析します。

「池内恵の中東通信」では、3本の新エントリ。

「シリア北東部でトルコとクルド勢力が『二重の楔』で均衡に」:米国を後ろ盾にしてトルコへの抑止力とし、制圧したユーフラテス河以西の地域にロシアとアサド政権軍の導入を許し、トルコとの間に均衡を見出したクルド勢力。シリア北東部に、クルド人主体の領域成立はなるか。

「トルコはシリア・クルドの分裂を工作するか」:自治の実現へ向かうクルド人勢力の動きをトルコが見逃すはずもなく、クルド勢力諸派閥に働きかけて相互対立を煽るだろうという説が流れています。

「シリア内戦での米露協調にワシントンの政争は影響を及ぼすか」:ワシントンの政争の帰結によっては、トランプの過剰なロシア関与が暴露されるか、そのような疑惑の追及を恐れるがゆえにロシアと距離を置く政策をとって、現在のシリア北部での米露協力が立ち行かなくなる可能性もあります。

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