日本人のフロンティア
日本人のフロンティア(1)

ブラジルからの声――日本は誇らしい祖国たりえているか

北岡伸一
執筆者:北岡伸一 2017年4月13日
カテゴリ:
エリア: 中南米 日本
ブラジル・ベレンにある越知学園の授業を見学する筆者(前列左)。右は越知恭子学園長(JICA提供)

 

 私は国連大使時代(2004〜2006)、月刊誌の頃の『フォーサイト』に「イーストリヴァーを見渡す書斎にて」というコラムを連載していた。国連という世界の外交のホットスポットで見聞きしたことや考えたことを、毎月1度、書いていた。日本外交は私の研究対象ではあったが、現場の経験は初めてで、これを読者に伝えることは、学者出身の大使の責任のように思えた。

 現在私はJICA(国際協力機構)の理事長を務めている。国連大使のあと、東京大学に戻り、政策研究大学院大学に移り、国際大学の学長を兼ねたあと、2015年10月に任命された。9年ぶりにまた実務の世界に戻ったわけであるが、国連大使時代にも途上国の問題が多かったから、その頃の続きのような面も多い。

この記事は役に立ちましたか?
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
北岡伸一 東京大学名誉教授。1948年、奈良県生まれ。東京大学法学部、同大学院法学政治学研究科博士課程修了(法学博士)。立教大学教授、東京大学教授、国連代表部次席代表、国際大学学長等を経て、2015年より国際協力機構(JICA)理事長。著書に『清沢洌―日米関係への洞察』(サントリー学芸賞受賞)、『日米関係のリアリズム』(読売論壇賞受賞)、『自民党―政権党の38年』(吉野作造賞受賞)、『独立自尊―福沢諭吉の挑戦』、『国連の政治力学―日本はどこにいるのか』、『外交的思考』など。
comment:3
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
注目記事ランキング
  • 24時間
  • 1週間
  • f
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順