【木】トランプ「初外遊」、北岡伸一さん、
   中東通信5本

執筆者:フォーサイト編集部 2017年5月18日

昨日午後、「専門家の部屋」の「アメリカ」に「トランプ大統領『異例の初外遊先』選択の深層」(足立正彦さん)をアップロードしました。トランプ大統領が今月下旬、いよいよ初外遊に出発します。が、訪問先は歴代大統領のようにカナダでもメキシコでもなく、中東。この選択には様々な理由がありました。

 

そして本日の更新記事は。北岡伸一さんの連載「日本人のフロンティア」第2回「ラバウルの今村均――マッカーサーも感服した武士道」です。激戦の地となった、ラバウルやガダルカナルなどの南太平洋戦線。戦争では勝ち得なかった信頼を、今は平和のもとで得つつあります。寛仁大度で知られた今村均将軍の遺志を継いでいるかのように。

 

さらに「池内恵の中東通信」では、昨日午後から本日にかけて5本の記事を更新しています。

「トランプの『FBI捜査妨害』は機密漏洩よりも危ないかも」:ロシアのラブロフ外相に情報を漏洩した件は「大統領の権限の範囲内」と強弁できるかもしれないが、フリン前大統領補佐官への捜査を中止せよと命令していたとすれば、「トランプ失脚」につながる可能性が出てくる。

「トランプがロシアに明かした機密情報はイスラエル由来」:ニューヨークタイムズの報道。トランプ大統領がロシア外相に流した情報の出所はイスラエル。娘婿クシュナーの影響で、とトランプ政権はイスラエルへの情報依存を強めているのか。

「イランの地中海回廊を寸断する米・クルド同盟」:米国とクルドの同盟対してトルコが強く反発していることはよく知られているが、それはイランにとっても脅威となる。そのため、地中海に至る新ルート設定に邁進している。

「『イスラーム国』やアル=カーイダの黒旗にあしらわれた預言者ムハンマドの印章」:政権の存立根拠を「イスラーム国」と同様に厳格な復古主義的宗教規範に置いているサウジにとって、正統なシンボルを掲げるイスラーム主義過激派への対処は、難題である。

「今年のラマダーン・ドラマにはサウジとハリウッド合作の『イスラーム国』活劇が登場」:ドキュメンタリータッチで「イスラーム国」を描くことで、「イスラーム国」の巧みなメディア・プロパガンダに対抗しようとする意図があるようだが、かえって支持者が増えてしまわないか……。

 

 

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