読者のみなさまへの「回答」に代えて

シルクロード経済圏構想「一帯一路」に関する国際会議にはロシアのプーチン大統領やインドネシアのジョコウィ大統領らも顔をそろえた(C)EPA=時事

 

 拙稿(「『習近平色』に染まるASEANでも際立つタイの『中国化』」2017年5月16日)に対し、思いがけずに多くの貴重なご意見を賜り、深謝いたします。

 

 日露戦争が勃発した明治37(1904)年に出版された『北清見聞録』(高瀬花陵著 金港堂書籍)の冒頭に、

「第二十世紀に於て世界が當さに解釋すべき大問題は、啻に一のみではあるまい。而かも所謂支那問題なるものは、其の最も大なるものに相違あるまい」

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執筆者プロフィール
樋泉克夫(ひいずみかつお) 愛知県立大学名誉教授。1947年生れ。香港中文大学新亜研究所、中央大学大学院博士課程を経て、外務省専門調査員として在タイ日本大使館勤務(83―85年、88―92年)。98年から愛知県立大学教授を務め、2011年から2017年4月まで愛知大学教授。『「死体」が語る中国文化』(新潮選書)のほか、華僑・華人論、京劇史に関する著書・論文多数。
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