読者のみなさまの「ご意見」に応えて(上)「高杉晋作」が見た幕末の「日清」関係

執筆者:樋泉克夫 2017年6月16日
エリア: ヨーロッパ アジア
幕末の志士・高杉晋作は日清関係をどう見ていたか(C)国立国会図書館デジタルコレクション

 

 前回の拙稿に対しても、またも思いがけずに長文のご意見を賜わり深謝致します。

 日本の立場から中国問題を論じる時、現在にせよ過去にせよ、我々の前には中国が強弁する「歴史認識」が立ちはだかり、日本は一歩も前に進めない。そこで彼らの掲げる「歴史認識」が根拠とする“歴史的事実”をさらに遡り、いったい日本と日本人は中国をどのように捉えてきたのかを、改めて振り返ってみることも必要ではないか――こんな視点から、以下を綴ってみた。

カテゴリ: 社会 カルチャー
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執筆者プロフィール
樋泉克夫(ひいずみかつお) 愛知県立大学名誉教授。1947年生れ。香港中文大学新亜研究所、中央大学大学院博士課程を経て、外務省専門調査員として在タイ日本大使館勤務(83―85年、88―92年)。98年から愛知県立大学教授を務め、2011年から2017年4月まで愛知大学教授。『「死体」が語る中国文化』(新潮選書)のほか、華僑・華人論、京劇史に関する著書・論文多数。
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